ペリカンと名付けた理由
【このボート、ペリカンのくちばしに似てませんか?】
パラグアイで子供達の希望となる不沈構造のFRPボート(下写真)は、ペリカンのくちばしように見えます。それで、ボートの愛称としてペリカンの名称を思いつきました。
また、ペリカンはくちばしにたくさんの魚を入れて子供達に運ぶ事ができます。このボートもまた子供達を飢餓から救う役割を果たせるように、との願いが込められています。
【それだけではありません・・・】
パラグアイで作られる不沈FRPボートシリーズは、特別な意味を持っています。
・パラグアイのために
作られたボートは日本で販売されます。日本で商品が売れるという事は、船舶においてパラグアイが日本の工業レベルに匹敵する水準を持つ証となり、それはすなわち農業国家だったパラグアイが一挙に世界トップレベルの工業技術を持つことになるのです。それはまた、パラグアイの他の工業や近隣諸国にも好影響を与えます。
・パンタナールのために
パラグアイは、地球の肺と言われる大湿地帯「パンタナール」を抱えています。パンタナールとアマゾン流域で地球の酸素の7割を作り出していると言われていますが、貧しいとそういった貴重な自然を乱開発するしかなくなります。クリーンな新産業が勃興することで、パンタナールを破壊する必要がなくなり、地球の酸素も守られるようになるのです。
・PEACE:平和のために
今の世界の混乱は、貧困にその根本的な原因の一つがあります。
人間は毎日おなかいっぱい食べて暖かい寝床と愛する家族がいれば、そう簡単に自爆テロなどを起こそうという気持ちにはなりません。過激派組織イスラム国がテロを行うのは、死ぬよりも悲惨な現実が日々の生活を襲うからです。住むところがなくなり、家族が飢えて死んでゆく。その怒りから自爆してでも恨みを晴らそうとするのです。
地球の真裏で長い間貧困にあえいでいた地域を急速に発展させて、日本かそれ以上の豊かな国にして、それを周辺に波及させる事は、世界の平和にもつながるのです。
・PELICAN:ペリカンの『P』に込めた思い
ペリカン:PELICANの頭文字「P」は、パラグアイ:PARAGUAYの「P」
パンタナール:PANTANALの「P」、平和:PEACEの「P」とも共通します。
頭文字が『P』のペリカンには、パラグアイ、パンタナール、ピース(平和)への思いも込められています。
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